処世術を身に付けよう

看護師の仕事は肉体的にも精神的にもかなりハードです。肉体的にハードな事例として、病棟での交代勤務はよく知られています。交替勤務になると、時間的に不規則なことはもちろんですが、少ない人数で多くの患者さんを担当するため、精神的にもかなり厳しいといえます。いちばん恐れられているのは病状の急変です。やはり、どのような病棟でも緊急事態は避けられません。それ以外に先輩看護師との上下関係に悩むことも少なくないようです。縦社会はどこにでもあります。しかし、看護師の仕事は生命に関わるだけに、ちょっとした判断ミスにより取り返しがつかない事態に発展してしまう場合があるのです。ちょっとしたことがきっかけで、新しい環境へ看護師の転職を考えるケースもあると聞きます。
このようなことから、仕事でわからないことは自分で積極的に勉強するなど、「ナースの処世術」を身に付けることをお勧めします。その場合、インターネットで資料収集するよりも、書籍をひもといて学んだほうが効果的とも言われています。職場の良好な人間関係は大きな課題ですが、女性が多い職場には女性ならではの複雑な事情もあります。看護師の職場も例外ではないです。むしろ、生命を預かる大変重要な仕事をしているため、その緊迫した雰囲気を乗り越えられる処世術が必要になります。そのためには、不規則勤務ながらも仕事とプライベートの切り替えを上手に行うことも大切です。また、それもナースの仕事を続けるための処世術ではないでしょうか。長い人生、山あり谷ありです。ときには立ち止まって休憩することも必要です。そのうえで、「がんばりすぎない自分」を目指しましょう。